儲かる会社 手数料モデルが一番儲かる パート2

現在は断捨離ブームと物価高で不用品を中古屋さんに売る人が女性を中心に増えています。その時に皆さんが使っているであろうメルカリは今人気ナンバー1のネット古物取引仲介業です。現在は不要になった日用品や家電の売買だけではなく、鑑定団などの影響で自分の足で探し回った、レトロな希少価値のある物を高値で売りたい出品者も増えていると思います。そしてレトロなブランドバッグなどですね。メルカリは売買代金に対して10%の手数料を取りますので売却代金が高いこれらの出品は大歓迎です。ブランドバッグなどは偽物の流通を防ぐために一旦メルカリが引き取り専門家が鑑定してからお墨付きをつけてから買い手に送る対策をしています。何でも信用第一です。

メルカリも典型的な手数料モデルです。

筆者とメルカリの創業者社長とは面識がありませんが、とても頭が良いビジネスセンスにたけている人です。絶賛していますがその通りだから仕方ありません。

メルカリのすごい所は、メルカリはお客様の注文で中古品の売買を仲介するだけで後の雑用は出品したお客様にすべての作業をさせて、仲介だけに特化した所です。(ブランドバックや貴金属は会社が一旦預かり鑑定をしてから売買を成立させている手間をかけていますが基本的にはそうです。)面倒くさい所はお客様にやらせてメルカリ側はコンピューターで出品者に指示を出して最後に決済をするだけです。おまけにメルカリはバーコード決済メルペイを運営していて、売却代金はメルペイで受け取る仕組みでメルカリ経済圏を作っています。

<筆者メモ>出品者の売却代金は一旦メルペイで受け取りますが、その代金を振り込み手数料を支払えば登録した銀行口座に振り込み可能です。筆者の場合は金額が大きくないのでメルペイでそのまま使います。(業務スーパーやJAガソリンスタンドで使っています)

メルカリの仕組みは、出品するお客様は出品する物の写真をアップして値段を決めるなど自分で出品ページを作ります。そして買い手が決まると自分で商品の梱包をして自分で宅急便などで送ります。送料も大抵の場合自分持ちです。メルカリ側はコンピューター使用料やサイト維持料などの名目で出品者から売買代金の10%を自動的に徴収します。仕事は出品者にすべてやらせて自分たちは苦情がある時におっとり刀で出るだけです、とも言えます。

街の中古屋さんは店頭でお客様から売りたい商品を買い取り、商品を綺麗にしてから店頭で買いたいお客さまに売ります。やっている事はメルカリと基本的には変わりませんが商品を綺麗にする手間(人件費)と売る場所と倉庫の場所(家賃)が経費として掛かりますのでその分買取価格が安くなる傾向になります。

メルカリの場合お客様同士の相対取引なので、見かけ上は高く売れる気がしますが手数料と送料を引けば売却代金は町の中古屋さんとたいした違いはないはずです。でも自分で値段を決めれるし売れるかどうかのワクワク感があるから人気なのでしょう。

うま味のある商売とは 人件費がかからない商売

メルカリの主力の国内の中古品仲介業はコンピューター代とサイト維持代と苦情防止のためのブランドバック鑑定などしか経費がかからないと筆者は推測しています。それで売却額の10%の手数料をもらえるのですから流通量が増えるほど利益が急激に増大する可能性がある旨味がある商売です。

メルカリの株価は元々人気と知名度がありプレミア三が付いた株価なので上場した頃の高値からかなり下落して底値圏をはいずっているチャートです。原因は会社四季報や評価レポートを見ればわかると思いますが、筆者の推測はこのメルカリが主力の中古品のネット仲介業という商売は誰にも参入できる可能性がありライバルが出やすい危険性が大きいからだと推測しています。中古品業界の流通量はこれからも変わらないと筆者は見ていますので強力なライバルが出現してお客様を取られなければ旨味のある商売です。

Follow me!

コメント

PAGE TOP