8月2日から5日にかけてから始まった暴落とその後の急反発。まるで巨大なジェットコースター相場でした。今回の売りは、日銀の利上げ報道による円キャリートレードの巻き返しによる海外勢のポジション調整の売りに加えて、信用取引をしている投資家の追証回避の売り、そして今年から参入した新NISAを保有していた新規の投資家の狼狽売りが重なった結果日経平均が約4000円値下げしましたがそれにしても凄い売りが出たものです。筆者の40年の経験でもなかなか経験できなかった下げです。まああのバブル崩壊後の何年にもわたって下げた日経平均がバブル高値39000円から約8000円まで下げた下げに比べれば軽い事は確かです。
日銀が日経平均企業の大株主だから上がりやすくて下がりやすい?
一説によると日経平均採用企業の大株主は日本銀行だそうです。それもそのはずあれだけ今日まで日経平均を買い続けたのですから。国債も買い続けて国債が無くなったみたいですが、株式もそれと同じ状態なはずです。それは市場の浮動株が異常に少ない状態になっている事を意味します。浮動株が少ないと少しの買いや売りで日経平均の値幅が広がり易くなる理屈です。
おまけに日銀が買い続けた異常な量の株券をどうやって市場に放出する問題も手を付けられていません。まさか100年も保有する覚悟でしょうか?それはそれで日銀が儲かるかもしれません。どちらにしても日銀の保有株が巨大な潜在的な売り圧力になる事は間違いありません。
被害はなくて返って儲かりました
4月頃から天井をつけたと思い7月の上げには違和感いっぱいだったので今回の下げ局面では保有株ゼロでした。「運が良かった!!」いえいえ相場に違和感を感じていて逃げていたのです。それにあの暴落です。当日は全力買いして現在はそれらを全部売却して逆に1571NF日経インバースを2000口保有しています。
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