優良企業の長期投資とは、<ワイン熟成投資><生かき養殖投資>と名前を変えた方が世間的にはピッタリします。
底値で買えた株式は熟成させる <ワイン熟成投資>
首尾よく目論見が当たって上手く底値で買えたとしても、超短期には少しは反発しますが鳥の目の大きな目で見ると底値で買った保有株に時間と言う魔法をかけなければ2倍などに大化けしません。まるで搾りたてのブドウ汁を高級ワインに変身させるためには直ぐ飲まずに温度変化のない冷感所で10年間は熟成させる感覚とすっかり同じです。もしかして株式投資と高級ワインは同じかも?
底値で買えても油断しないで!!まだまだ半製品の若すぎるワイン これからが長い
筆者は「株式投資で儲ける絶対条件はとにかく1にも2にも底値で買う事です!!」と声を大にして叫んできました。運よく底値で優良株を買えた時点で株式投資はすでに半分成功しました。それは間違いありませんが製品でいう所の半製品状態です。まだ前半戦にすぎません。
これからの後半戦は若い半製品に時間という熟成の魔法をかける工程が必要です。でも魔法使いでなくてもこの魔法は誰でも掛けられます。それはただ高値(本来の価値)まで売らないという時間の魔法をかけるだけです。簡単にいうと株券を黙ってほおっておくだけです。普段は見ないでいるのが丁度良い。下手くさく保有株を毎日見てしまうとつい売買したい欲求に負けてしまいます。見ない作業が一番難しくてそれでいて一番肝心の点です。
熟成させる工程を追加する事で株式投資を完結させる
「暴落などを利用して超優良株や日経平均型ETFを底値で買う」この重要な過程に、後半戦の時間を与えて元々の値段まで戻す事で株式取引が完結します。それには3年間位は必要というのが筆者の経験です。「暴落で買って3年から5年かけて元に戻す」のが株式投資という感じです。
<ワイン熟成投資>とは、まるで生かきの養殖みたいです。「カキの稚貝=底値付近で買った株券」を2年から3年かけて製品として高く売れるまで育てて初めて消費者に売るのです。お互い「時間と言う魔法で商品価値が最大になるまで育つ。」優良企業の長期投資とは、<ワイン熟成投資><生かき養殖投資>と名前を変えた方が世間的にはピッタリします。やはり長期投資とは企業を商品とした製造業なのでしょうか?
「優良企業ー養殖業」を始めます。
筆者はこれから個人投資家を廃業して、上場企業をとても安く仕入れて養殖して高値で売れる企業になったら消費者に売る「優良企業ー養殖業」を始める事を宣言します。
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