日経平均株価は2024年1月の3万4千円から4月初めの4万1千円まで一本調子で棒上げしました。上がった要因は「外国人の買い、今まで売りだった個人投資家がどてん買い越しに回った買い、新NISAを利用した新規の個人の買い」が重なったからという観測があります。もっと前から見ると2023年4月から日本企業の賃上げを期待した外国人買いが始まっており約1年間で日経平均株価は4割以上、上がっています。半導体株ブームが日経平均株価を牽引した感じです。
日経平均が上がるためには買いが入らないと上がりません。ところが1年間で凄い買いが入ったかと言えば出来高は普段と変わりません。不思議です。過熱感はありません。大きな買い手が1年間、継続的に買っているうちに、売り手が段々無くなって買い手のみになりこれだけ急激に上がったのでしょう。
これからは筆者の予測です。さすがに2024年5月に入った現在は新規の継続的な買いが無くなった感じです。今まで神輿みたいに担がれて高値圏の日経平均株価が自分の重さで段々下げたがっているように見えます。これからも新規の継続的な買い手がいなくなると仮定すれば、黙っていても日経平均株価は下がります。良くてもみ合いです。おまけにこれまで相場を牽引してきた半導体株が息切れしてきました。これからは今まで半導体株が買われた反動が出そうな雰囲気。反動とは見切り売りが出やすいという事です。
「すぐ高値で売りたい投資家」が株式市場に沢山溜まっていると思います
筆者の考えでは、現在日経平均の浮動株を保有している投資家は、上記のように2023年4月以降に1年間以内に計画的および慌てて買った投資家が多数(ほとんど)だと思います。それらの投資家は利益が出るといつでも売りたい投資家です。これから新規の買いが入らずにダラダラ株価が下がれば評価損が毎日積み重なって「一抜けた」と言って我先にと売りに転じる投資家が増える可能性が高いと思っています。
筆者が期待して待っているのはこの1年間で新たに買った投資家の見切り売りや投げ売りです。はっきりいって相場のバランスが崩れる暴落状態です。筆者の相場観を信じての相場への特攻隊です。でも長年の経験から100%上手く行かない事は骨身に染みていますが、確率が高いと思い決心しました。1か月はこのポジションをキープします。
果実が実って重力で落ちそう
今の相場は秋に大きくなった果物、果実が充分実って、今にも重力や突風で落ちそうに筆者には見えます。筆者は占い師ではありませんが長年の経験がそういう風に見えるかもしれません。(これは単なる予測です。未来は筆者にも、誰にもわかりません。)
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